安全帯・腰ベルト・作業バッグ・ハーネス製造 株式会社基陽

温故知新
2019.04.25【 志在千里, 最新情報

◆温故知新◆

『畳と何とかは新しい方がいい』と冗談交じりに言いますが、今月で自宅の茅葺き(かやぶき)屋根が新しくなりました。新しい茅で厚みが出て、ふかふかと、どっしりとした屋根に生まれ変わりました。パシッと切り揃えられ美しく反り返った屋根の断面。新しい茅の香りと色とつや。若い茅葺き職人さん達の手作業仕上げた作品です。

茅を鏝(こて)で毎日毎日叩きながら差し込んでいき、少しずつ屋根の色が変わってきました。道具も、地域によって呼び名が変わるようです。一般的に鏝(こて)、で想起されるあの道具よりもひと周りほど大きく『コテ』『ガンギ』や『ツチ』とも呼ぶそうです。茅葺き職人さんと様々に会話をしながら、日々の屋根の変化を楽しみました。

下から順に明るい茶色になり、一番上に新しい胸木(むねぎ)を置いて出来上がりました。まさに日本の伝統の技と美。次は約20年後に葺き替えです。

 

『ヒョーゴスラビア・兵庫五国連邦』と兵庫県庁が謳っていますが、私たちの町三木は昔でいう播磨の国。隣の摂津の国、神戸は都市部では珍しく800棟の茅葺きがあります。同じ関西ですが、播磨と摂津では少し違う方言を使います。茅葺きも、播磨の国と摂津の国では工法が違うそうです。

「方言が少し違うと、屋根の葺き方も変わる」と教えてもらい興味深く思いました。更に広域で見ると、中部地方は大屋根なので、手間をかけずとにかく頑丈にしているそうです。東北地方では形に手をかけており、関東や関西は繊細、ヨシの太さをそろえたりして、丁寧に造られており、台風の多い四国の屋根は分厚くして、垂木にしっかり縛られているのだそうです。

また、日本の茅葺き屋根は江戸時代からほとんど形が変わっていない、とのこと。世界中にある茅葺き。日本と世界の違いも色々とわかり、とても面白く連綿と培われた時間を感じます。

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