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2018.10.10基陽の「社会貢献主義」について

  • 私たち基陽は三主義を掲げています。

     

    『社員第一』『お客様本位』『社会貢献』の、三主義です。

     

    今回は、社会貢献について少しお話します。

  • 会社に人が集まり、社会の公器となっていきます。

     

    今、基陽で毎日

    笑顔で一緒に走り続ける仲間たちの話を聞いていると

    『めっちゃ、基陽のメンバーが好き』

    『みんなを見てるとわたしも、頑張ろ!って思うんです』

    なんて言ってくれています。

  • そんな一人ひとりの健気な姿勢を見ていると

    この会社をもっと強くしていこう、と改めて考えます。

     

    まず、公器としての会社を守り、安定し、地域に根差す。

    これが第一の社会貢献だと感じています。

     

    そして、応援し続けて下さるお客様と共に、

    製品をさらに強く使いやすくする。

    これも安全用品のメーカーとしての使命です。

  • まだまだ、克服すべく課題は山積です。

     

    例えば、高所での事故。

    または、雪下ろしでの事故。

     

    他にも沢山の課題がありますが、

    製品は、モノでありコトでもあります。

    そこにあるコト(課題)を解決するモノ。

    お声を聞きながら、一緒に考え続け、思いが伴う製品を届け続けます。

  • 1995年、阪神淡路大震災。

    兵庫にありながら、幸いにも被害は少なかった基陽でしたが、

    国内に留まらず、海外からも慰労と励ましのお声や支援物資を届けて頂きました。

     

    私たちも、お取引様に電話すると、さまざまに困っておられました。

    「水が出ない」「電気が復旧しない」「寒い」「バイトくんと連絡がつかない」。

    翌朝、水を入れたタンクをトラックに詰め込んで配って回りながら、

    連絡のつかない基陽の社員さんの自宅へ行くと、家は全壊。前に張り紙。

    書いてあった近くの体育館に行くと、そこに避難されていて、

    その後、半年ほど基陽の社屋二階で生活されていました。

     

    2011年、東日本大震災。

    若い社員さんたちが

    「報道を見るのが辛い。今すぐにでも手伝いに行きたい」と言ったことがありました。

    その時に、社長が穏やかに言ったのは、

    「そう思う人は多い。だけど、全員が行ったらどうなる。

    私たちは、ここで経済を廻す。そして、日本を守るんだ」という言葉でした。

     

    自分たちが出来ることをここでやる。

     

    県庁より支援物資提供の連絡があり、

    マスクや靴、防寒具などトラック5台分提供させて頂きました。

     

  • 災害大国の日本は、また今年も

    南で北で、水害や雪害、地震が起きています。

     

    兵庫は温暖な気候で、雪害は縁遠いと考えていました。

    ですが、兵庫でも雪害で亡くなる方がいます。

     

    http://www.fdma.go.jp/bn/2018/detail/1029.html

    ↑↑ 総務省消防庁サイト「今冬の雪による被害状況等(H29.11.1~H30.3.31)」

     

    基陽は、新潟県の大学と共同で雪下ろしのハーネス(命綱)を作っています。

    雪下ろしの際、もともとは登山用の安全帯を使っていたそうです。

    使う方は、年配の方が多い。

    寒い中、手袋をはめても使いやすい雪下ろしのハーネスで

    雪害を減らしたい、という熱い思いを雪氷化学の教授から始めて話を伺い、

    即、製作に取り掛かりました。

     

    作り始めて4年目に先生から喜びの電話が、

    「消防庁の速報、見た?被害が減っている!」

    先生が啓蒙活動に力を入れている新潟の被害が1/3に減少していました。

     

    重い雪。雪下ろしは生活の一部です。

    日本は豪雪地帯に都市部がある世界でも珍しい国です。

    寒い中、孤独に亡くなっていく人を減らしたい。

    これからも、声を聞きながら雪下ろしハーネスの改良を続けていきたいと考えています。

    新しい技術との融合、製品の開発・改良、地域や行政への寄付など貢献活動の継続。

    自分たちの使える手段が、社会の困難解決、減災に繋がるように

    これからもお声を聞きながら、尽力していきたいと考えています。