こんにちは、山崎です。
今回の開発のきっかけは、職人さんの奥さまからのおハガキです。
「主人は大工職人なのですが、釘を打つ時、口にくわえて作業します。
腰袋から取るより効率がよいのだそうですが、食いしばるので歯がボロボロになっているのです。
釘が簡単に取り出せる工夫はないものでしょうか?」という内容でした。
ご主人の身体を思う奥さまにとって、心配ですね。
同じ時期に、設備工の職人さまからもこんなハガキが届きました。
「自分は設備工で、外したネジは修理が済めば元通りに付けなくてはならない。
しかし、工具袋の中に入れておくと底に詰まったり、取り出そうとすると落としたりしてとても不便です。
ネジを取り付けられる、粘着力のある物を工具袋の表面に付けられませんか?」という内容でした。
釘やネジを吸着させられる何かを、バッグの表面に取り付ける…。
そこで生まれたのが
品番、「231K」です。
粘着質のものでは、ゴミやホコリを吸いつけたらすぐ吸着しなくなるし、
釘やネジにその粘着物が付着してしまいます。
そこで考えたのが、超強力磁石です。
バッグ表面に超強力磁石を取り付け、釘やネジを吸着します。
好評だったので、品番「232K」という姉妹品も発売しました。
こちらは、内装にドライバー差しが付いているだけでなく、バッグ上部にハトメが2つ付いています。
このハトメに市販のS環を付ければ、脚立の真下にセッティング出来ます。
アイデア満載の「232K」も多くの職人さまにお喜び頂いております。
次回は「腰袋ってリール帯と使えないの?」について書きます。
これからもよろしくお願いします。
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