こんにちは、山崎です。
【Y型】
さて、最後は「Y型」です。
これは「H型」を使う職人さんの熱い要望で生まれました。
面白い事に、このハーネスの形だけ一般的に「Y型」と呼ばれています。
この「Y型」の有名ブランド名はというと、
「3PH」「誉」「輝」「猿とび」「江戸鳶Y型」「飛燕」「鳶忍者Y型」があります。
さすがに、今一番人気の形だけあってたくさんあります。
腰回りに、数十キロの工具を下げる職人さんには、腰回りが少しでも広くなる事はとても大切!
特に、腰回りの『斜め後ろ』は一番工具を収納しやすい場所なので、
そこに、ハーネスの生地が胴ベルトとクロスしていたら収納袋が付けられない!
「H型」の背中側の2本の帯を「Y」の形にまとめたら、
工具を付けるベルトのスペースが広くなる!という、
まさに「必要は発明の母」的な理由から生まれたのが「Y型」です。
「Y型」は、腰のベルトとクロスする場所も、真後ろなので重宝されています。
「H型」同様、高所作業者に人気の「Y型」には、
「迷彩柄」や「デニム柄」も発売されています。
格好よく着こなしたい男の為の、COOLなアイテムとして人気です。
さて、ハーネスはY型が完成形で、全てはこの形になっていくのでしょうか?
まだハーネスが普及していないエリアの方にはとても興味深い話です。
しかし、現状は…?というと…そうでもないようです。
各々の型にはそれぞれの良さが存在します。
次回は「まとめ」として、少し将来の事もご説明します。
以上、山崎でした。
次回をお楽しみに!
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