2017年11月に総務大臣賞を受賞した、
NPO雪かき道場主催の
『雪かきボランティア in 長野県長野市鬼無里』に参加してきました。
長野駅前。
雪は、少し道路わきに寄せられているほど。
バスで 善光寺 門前町を抜け、小一時間だんだん山へ入っていきます。
ダムを抜け、鬼無里(きなさ)に入っていきます。
雪が深くなってきました。
日本三大珍地名、と後で地元の方から聞いた『鬼無里』です。
地名の由来も興味深く、鬼女 紅葉(きじょ もみじ)の伝説の地、とのこと。
近くに東京(ひがしのきょう)、西京(にしのきょう)、
加茂神社(かもがわ)など、京都由来の地名が多くありました。
白馬、戸隠の近くです。
鬼無里のご案内みたいですが、いわば現場訪問です。
使い手の方のお声を聞きに行く。
メーカーがあって、代理店があって、ユーザーがいる。
ユーザーは、色んな思いと共に製品を使う。
毎日、使い続けるうちに愛着がわく。
使い続けるなかで、こうだったら良いのに、というアイデアも生まれます。
そのユーザー、使い手の思いを知るには、その背景や地域性を知っておくことも大切だと思っています。
今回、色んな方にお世話になったけど、特にいっぱい話をした、戸谷(とや)さん。
お二人とも、戸谷さん。(親戚ではないそうです。)
写真左側(←)の戸谷さんは、建築業。
KHの進化腰袋のユーザーでした。
そして、なぜ雪かきボランティア?ですが、
参加のきっかけは、現場訪問したかった、からです。
基陽は、長岡技術科学大学と雪かき用命綱を共同開発しています。
長岡技術科学大学 雪氷工学研究室の上村教授は、
雪や氷の研究をしながら雪による災害(雪害)の防災活動にも取り組んでおられます。
雪氷工学研究の第一人者の上村先生は、
雪国で暮らす方々の雪害被害の大きさに、毎年憂慮しておられ、
災害解決の一助として雪かき用命綱を考えておられました。
その頃、当社とご縁を繋げて頂き、共同開発の運びとなりました。
もう発売を始めて5年になりますが、
ほぼ毎年モデルチェンジをし、この形に定まってきました。
「完成系に近い!」と、上村先生談です。
↓ 上村先生、ニュースの取材を受けています。
集合して、まず簡単に講習を受け、
雪かき体操。
そして、雪かきの練習をしてみます。
初心者チームは、まず雪に慣れる!