こんにちは!「建設イケメン職人応援し隊」の石橋です!
今回も、高層ビルと安全帯 についてお伝えします。
梅田スカイビルの高所作業現場で活躍する安全帯ですが、注意点があります。
それは「耐用年数」です。安全帯として着用しても、摩耗すれば ただの紐になります。
厚生労働省では「安全帯の規格」(平成14年2月25日 厚生労働告示第38号)で、
事業者はこの規格に適合した安全帯を使用しなければならないという規則があります(労働安全衛生規則第27条)。
その目安として摩耗、切傷、焼損、薬品塗料付着 等 劣化したものは廃棄で、
交換時期の目安として ロープ・ストラップ で2年、その他で3年が 耐用年数の目安です。
製造後6年を経過し、ロープに変色や焦げ跡、塗料の付着、内数本は破断した1本つり用の安全帯の使用者が、
4階付近の鉄骨で柱にフックを掛けて作業をしていたところ、タラップ(はしご段)を踏み外した勢いで、ロープが切断し、
7m下の3階コンクリートに落下して負傷するという事故がありました。(建設業労働災害防止協会 調査)
写真:建災防広島 第3種郵便物認可 平成23年4月10日発行 第523号 より
使い慣れた安全帯であったとしても、定期的に買い替えることで作業員の命を守る啓蒙活動が欠かせません。
売場における耐用年数の注意喚起で、安全帯の需要を図ることをおすすめします。
次回は「世界で活躍する日本 カンバン方式」についてお伝えしていきます。
「建設イケメン職人応援し隊」の石橋でした。ありがとうございました。