こんにちは、山崎です。
前回に引き続いて、工具袋についてお話しします。
良い素材、手間暇かけた工夫、
これらは良いものを作る上でとても大切です。
しかし、使用場所は屋外。
工具袋の中には、鋭利な道具や部材がむき出しで入っています。
当然、ヘビーユーザーさまの場合、早い人なら半年か1年で買い替える事も起こってきます。
そうなってくると、職人さまの望みは、丈夫、長持ち、そしてもう一つ、
手ごろな価格が重要になってきます。
そこで、
生地の基本設計は変えない。
生地はナイロンで、強度にこだわる。
5段階縫製は続ける。
このようなコンセプトで生まれたのが、「ブラックシリーズ」です。
このシリーズは現在も販売しており、
多くの職人さまにご愛用いただいています。
また、このシリーズはその後に生まれる全てのシリーズのプロトタイプにもなっています。
今はもう販売していませんが、当時は生地色を変えて、
「ホワイトシリーズ」「グリーンシリーズ」「ネイビーシリーズ」
種類も豊富で、基陽の工具袋の一時代を築いたシリーズです。
次回は「ブラックシリーズとは?」についてお話しいたします。
これからもよろしくお願いします。
[次の記事はこちら!][工具袋開発編]⑥ブラックシリーズとは?[工具袋開発編]⑦ドライバーは内側?[工具袋開発編]⑧フタってホントにいるの?[前の記事はこちら!][工具袋開発編]②ナイロン製の工具袋は基陽初![工具袋開発編]③生地に負けない縫製を![工具袋開発編]④これが5段階縫製!