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2016.09.13[工具袋開発編]②ナイロン製の工具袋は基陽初!

  • こんにちは、山崎です。

    前回に引き続いて、工具袋についてお伝えします。

    【ナイロン製のバッグはKH初!】

    もっと丈夫な工具袋は作れないものだろうか?

    「KHに話せばきっと何かしてくれるだろう」というお客さまの想いを強く感じ、早速、素材探しから始めました。

    ひと昔前、一番強い生地は「絹」でした。蚕が吐き出す糸は、強靭でありながら滑らかで、高級素材の代名詞でした。

    その「絹」に替わる素材として、一世を風靡したのがナイロン繊維です。

  • 「人絹」とまで呼ばれ、その価値を称賛されたナイロン繊維こそ、

    工具袋にふさわしい素材です。

     

     

    KHは、ナイロン繊維を工具袋に用いる研究を開始しました。

     

    ナイロン生地の密度を上げるだけでは、

    鋭利な刃物を入れる工具袋としては充分ではありません。

     

    釘の突き抜けに強いもの…。

    考えてひらめいたのが、車のタイヤでした。

  • タイヤはクッション性を失うことなく、その強靭さは荒れ地の中をも耐え抜きます。

    そして鉄板より軽い。

     

    ゴムとナイロンを熱処理で一つにする技術開発に数年を要しました。

    そしてついに、特殊ゴムを中心に、PUとナイロンによる5層構造、

    夢の素材が誕生しました。

     

    KHでは、この素材を「アリン生地」と呼んでいます。

    「アイウエオ」の50音は「ア」から始まり「ン」で終わります。

    「ア」=(イコール)「ン」を縦に書くと、

     

     

    という事で、「アリン」という言葉が生まれました。

    この世の全てのことがらを表すという意味です。

     

    この生地でお客さんに大喜びして頂ける!

    そう信じて、発売を開始しました。

     

     

    …しかし、意外なことが起こりました。

     

     

    次回は「生地に負けない縫製を!」についてお伝えします。

     

    これからもよろしくお願いします。

     [次の記事はこちら!][工具袋開発編]③生地に負けない縫製を![工具袋開発編]④これが5段階縫製![工具袋開発編]⑤ブラックシリーズ誕生![工具袋開発編]⑥ブラックシリーズとは?[前の記事はこちら!][工具袋開発編]①お客様の声を形に 工具袋誕生