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2019.10.16「ミスを『成果』に変える」 上梓致します。

  • ◆「ミスを『成果』に変える」 上梓致します◆

    この度、「ミスを『成果』に変える」を上梓致しました。建設マンのお声を聞いて製品作りをしていること、また学びながら日々カイゼンしていることを面白いと思って下さった編集者さんとご縁ができたことがスタートでした。

     

    建設マンと対話して、お人柄にふれる度、学びと気付きが多くあります。かけひきのない態度、相手のことを自然に考えている言葉。そして、過酷な環境で同時進行していく様々なプロジェクトをその都度集められた大勢のメンバーとチームで柔軟に確実なものにしていく対応力。

     

    ごつい身体で寡黙な建設マン、一見コワそうなのですが、少し話すと日焼けしたその笑顔が本当に優しく、謙虚で魅力的です。こんな人たちだからこそ、家も道路もビルも地下鉄も、緻密に設え整え、私たちは安心して、安全に過ごすことができる。

     

    私たちがホテルの最上階で優雅に食事できるのも、建設マンが極寒や炎天下の元で働き、休憩も道で、トラックの座席でお弁当を食べ建ててくれたからです。意識して見渡すと、大型クレーンに気付きます。その下には建設マンが今日も仕事をしています。災害復興でも一番に動く建設マン。当たり前の生活を作り支える社会の中の縁の下の力持ちです。

  • 私たちKHはその建設マンに使って頂く命綱、ハーネス型安全帯(墜落制止用器具)を製造販売しています。

     

    建設マンの様々な 『 不 』 のお声のおかげで、生まれたじゃばらランヤードや進化バッグ、ラチェットレンチ・・・。もちろん、動きやすいと好評頂いているフルハーネスも、建設マンのお声からです。

     

    建設マンは凄いのだ。この思いをお伝えできたらと思いました。建設マンへのリスペクトと感謝の思いをこめた一冊です。

     

    私たちの取り組みは、私たちのお客様である“建設マン”から学んだこと、また自分達でカイゼン活動しながら気付いたことです。カイゼンは気付きです。その気付きを「まずはやってみる」から改善活動が始まります。その中で、まだまだミスも生まれると思いますが、挑戦したからこそ生まれるミスを怖がらず、建設マンに喜んでいただける成果へ昇華するよう励みたいと考えています。

  • ◆無限の想像力 ~ロボットコンテスト~◆

    ロボットコンテスト決勝大会が8月終わりに東京大学、安田講堂にて開催されました。

     

    使えるのは全員同じ部品。それを各自のアイデアで、プログラミング。それぞれに競うのはスピードや、オリジナリティ。それらを観客の前でプレゼンするのは、アジアと日本6都市で開催された地区予選を勝ち進んだ36名の子供達です。

     

    安田講堂は1,200人の観客。その前で、子供は順にロボットのプレゼンを堂々と行なっていきます。プライマリークラス、4歳女の子。1人で演台に上がり、ロボットがくるくる動く「てつぼうクルクルくん」をしっかりとプレゼンした時は割れんばかりの拍手でした。

     

    小学校3年生の男の子、トランプを自動で家族分を配る「双子のカードロボット『わける君』と『くばる君』」。斬新! よく思いついたなぁと感心することしきりでした。

     

    コンテスト決勝大会に参加するために、ご家族の協力も大変だったと思いますが、きっと大きな成長に繋がる良い夏休みになったことでしょう。

     

    我が家は、中学生の姪っ子が参加しましたが、普段のんびりさんの彼女がロボットや数字になると、集中力が変わります。初挑戦で決勝進出、とビギナーズラックの姪っ子ですが、得難い経験の夏休みでした。

     

    いつも子供の想像力は無限、小さな手と頭で、描く未来は宇宙にも届きます。年齢を超え、皆で喝采を送った子供達も15年後にはほぼ社会人。どんな大人になるだろう。多くの社会困難を解決してくれそうな期待もあります。感じる明るい未来。

     

    きっと子供も大人も想像力は無限、なのです。

     

     

    藤田 尊子