明けましておめでとうございます。2023年もよろしくお願いいたします。
皆さまも新年を迎え、新たな決意の念を抱いておられるかと存じます。
我々 基陽は社の理念とKIYOHロゴを新たに致しました。
新しい理念は「いのちを笑顔につなぐ」と掲げ、進んでまいる所存です。
ロゴは足場に立つ職人が命綱を付け、そして、その命綱が更につながり、
笑顔になっていく様子を表しています。
基陽は 金物の町、兵庫県三木の刀鍛冶を源流として創業致しました。
国家の安寧の為に武器ではなく守る為の刀を作った明治生まれの曾祖父は刀鍛冶として安全安心を祈念し、身を清め、玉鋼から刀を打ったと聞いています。
その想いを受け継ぎ、我々も製品に安全安心の想いを込め、
使っていただく方々の「お守り」になりたいと考えてきました。
社内で、大切にしたい言葉を集めた結果、「念じる」「断たる安全」「頑丈」「使命」などの安心安全への想いの言葉が集まりました。
また、「体に優しい」「おしゃれを楽しむ」「カッコいいデザイン」「グッドデザイン賞受賞」などの魅力や快適性についての言葉をお客様から寄せて頂いている、という声もありました。
「いのち」が大切、これは皆が知っていることです。
いのちを守るために、墜落制止用器具である俗称 命綱・安全帯を基陽は作っています。が、なかなか着けていただけない時期もありました。
「俺は落ちないから」「安全帯は邪魔だから」という声をその当時、多く聞きました。
工具袋も作っている基陽は、安全帯と工具袋をセットのデザインにして作ってご提案したり、動きやすい伸縮する安全帯を開発したりしました。
職人さんに新製品を見て頂くと、
「おお、すげー」と、日焼けした無骨な顔が笑顔に変わる瞬間を何度も目の当たりにしました。
そして最近、安全の意識も高まり、法令も変わり、安全帯、フルハーネスの装着が当たり前となってきました。
でも、課題は常にあり続けます。
安全安心への想いを、魅力や快適性につなぐため、この新しい理念を大切にしつつ日々新たに邁進していきたいと考えています。
時代を超え「いのちを笑顔につなぐ」を基陽がめざす姿とし、今年も安全をお届けして参ります。