KHの製品は、完成後に一つひとつ検品をしています。今回は工具袋の検品担当のご紹介をいたします。
工具袋は女性3名がていねいに検査をしています。縫製糸や生地を確認、時にはカシメ(鋲)で指に傷を負うこともあります。絆創膏を貼った手で「お客様がケガをされなくてよかった」と言います。
また、製品に対しても愛があり、「工具袋が可愛い。お送りする工具袋、きちんとお嫁さんに出してあげないと」と。なぜ こんな若い女性からそんなけなげな言葉が出るのだろうと思います。
その彼女たちは改善提案もたくさん出し、実行しています。毎月二つは改善する、と決めているそうです。改善を提案して、実行したものは写真などで記録してあります。自分達だけでするのではなく、周りの人たちにも声かけをして一緒に協力したことがわかる気持ちの良い改善です。以前は6時間かかっていた作業が3時間で終わるほど効率が上がった改善もありました。
昨年の暮れに、彼女たちは会社に来るのが毎朝楽しみだと言ってくれました。そのように思ってもらえることが、例え一人でも嬉しい言葉です。彼女たちのためにも良い会社づくりをしなければと強く思っております。
検査をした後に、袋に入れたり、シールを貼っ たり。仕事のスピードは速いですが、その心をこめて製品をさわる態度にはいつも頭が下がります。
彼女たちは作業をしながら、いつもこう言います。
「お客様が選ばれるのは、一つだけですからネ」「だけど、その一つがまたお客様を呼んでくれると思っています」
皆で共に、良い会社づくり、励んでまいります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
風が冷たくなってくると、編み物がしたくなります。まっ たくの自己流ですが、子供の頃から好きで 少しずつカタチになってきました。この冬は、マフラー 3 本と帽子飾りを家族に編みました。
編み物の面白いところは『自由さ』です。形やサイズも編みながら自由にアレンジができて、別の糸を組み合わせても、新しい表情になります。そして、どこでもいつでもできること。気軽にカフェでも電車でも。
毛糸を選ぶ時に、一番こだわるのは肌触り。時間をかけ、触りながら考えて選びます(買い物は ほぼ毎日Amazon 派ですが、毛糸以外です)。材質の良い糸を選ぶと編み棒も喜ぶようです。同じ作業をコツコツと続けているうちに出来 上がってくるのが、とても愛おしいです。
編みながら、その人との過ごした時間をふり返り、「ごめんね」とか「ありがとう」なんて想いをのせながら、せっせと一目一目つなぎます。