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2018.02.06[志在千里 第60号]志在千里に込めた想い

  • この月一回の通信、志在千里を始めて6年になります。

    志在千里。

    言葉の原典は曹操の書いた詩、「歩出夏門行」の一部分です。

     

    老驥伏櫪 志在千里 烈士暮年 壮心不已

     

    老いた駿馬は飼桶につながれていても

    千里を走る志に変わりはなく

    激しい気性の志士は暮年にしても

    意気盛んな心は抑えられない

     

    三国志の英雄である曹操は、

    『曹操の話をすると曹操が現れる(説着曹操 曹操就到)』という諺もあるほど、

    独裁者、虐殺者といわれて恐れられています。

     

    わたしがその曹操に魅力を感じるのは、先を見る合理的な人材登用。

    品行方正でなくとも能力さえあれば敵でさえも用い、

    群雄割拠の時代に人材教育にも力を注いだ曹操。

    近年ではその文芸の才能もあらためて評価されているそうです。

    わが家にこの志在千里の書があり、子供の頃から仰ぎ見て、

    気が付けば大切な自分の言葉になっていました。

  • 2017年、建設マンの熱いお声を聞いている時に、

    ふと『志はあらゆる所にある、これも志在千里だ』と感じました。

     

    建設マンや現場の職人さんたちの志事(しごと)を愛する

    あふれる熱い想いに何度も涙した2017年でした。

     

    さて、大きく変わる2018年です。

    来たる2020年は東京オリンピック。

    自動運転やAIが身近な言葉になってきました。

    第4次産業革命、そしてシンギュラリティ(技術的特異点)。

    地政学的にも世界が大きく変わっているのを感じます。

     

    では、自身はどうなのか。

    日々届く“職人さんたちの声”をもっと活かしたい。

    基陽の社名の意味でもある、

    “基本を大切にし、安全安心を太陽の光の様に隅々まで”

    に立ち返ります。

     

    「生きている、生かされている」の意味をあらためて大切に想います。

     

  • ◆心の勉強会◆

    基陽では月に一度“心の勉強会”をしています。

    松下幸之助翁や稲盛和夫さんの言葉を読みながら、

    「自分って?」「 働くって何だろう」

    作業としての仕事はその間停まりますが、自分を棚卸する贅沢な時間です。

     

    理解できない人には無駄な時間でしょう。

    でも、多くの時間を使う会社人生で幸せを学べたなら、

    人生は豊かになれると信じています。

    毎月来られる講師も相当な変人。

    お呼びしている基陽はもっと変人。

    時代の流れがどんどんと変わっているのを体感している今、

    柔軟に変化できる変人でありたいと思います。