【これが5段階縫製!】
こんにちは、山崎です。
前回に引き続いて、工具袋について書きます。
前回、生地が丈夫であればある程、
縫製に対する要求が高くなっていったお話しをさせていただきました。
ミシンをお使いの方はご存じと思いますが、手縫いと違って、
ミシンには「上糸」と「下糸」という2本の糸で
生地と生地とを接合しています。
しかし、手縫いより丈夫で、早いミシン縫製ですが、
一般的には下糸が切れて、上糸との絡みが無くなると、
スルリと上糸は生地から抜けてしまいます。
試しに「下糸」を切って抜き取ると、
上糸が簡単にほどけていくことが分かります。
ただ、生地と生地を縫い合わせていても、
肝心の糸が切れれば、あっという間にほどけてしまう。
そこで同じところを5回もミシン縫製するという、
とても手間ひまのかかる方法を基陽は編み出しました。
手間はかかりますが、一本の糸が切れても、全体は容易にはほどけません。
安心、安全のお守りとして職人さまの身に付けていただく以上、
完璧を目指さなければメーカーとしての存在理由がありません。
現在、この技術は特許技術として公開されています。
まさに鬼に金棒!
5層生地の強靭アリン生地に、5段階縫製の特許縫製。
基陽の工具袋は丈夫で長持ちという、
かけがえのない信頼を多くの皆さまからいただく事になりました。
次回は「ブラックシリーズ誕生!」について書きます。
これからもよろしくお願いします。
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