5年前から雪下ろし用ハーネス(安全帯)を作っています。
新潟県の長岡技術科学大学から連絡があり、「雪下ろし用の安全帯で困っている。使いやすいのを作れないか」と聞いた時、何の躊躇もなく「やるぞ!」と思いました。
出張での新幹線、ニューステロップで流れる“雪下ろしの際に落下してお年寄り亡くなる”を見るたび悔しい思いをしていました。
なぜ、自分の家で、慣れた作業をしていて、お年寄りが寒い中で不慮の死を迎えなければならないのか。
大学へ伺い、使い方や、今使っているという登山用の安全帯を見て、「年配の方でも簡単に履けるパンツ型を作ろう!」と思いました。
会社に持ち帰り、安全帯のメンバーと伸縮する“じゃばらランヤード”で足場につなぐ方法を考え、製品化。
大学の先生達が中心になって活動している「NPO雪かき道場®」で使われ始めました。
いろいろなお声で改良を続け、4年目でやっと先生から言って頂けた「この形で完成」。
NPO雪かき道場®は始動して11年。
152人もの尊い命が犠牲となった「平成18年豪雪」を受け、国交省の懇談会にて緊急に雪害対策を検討。
同年、名称やボランティアの受け入れ、合宿など運営方法が決定し発足しました。
最初は協力する人も少なかったのですが、今やシンポジウムをすると、国交省や大手の会社やメディアが集まります。
先生たちのもつ雰囲気で、言うことははっきりと言われますが、笑いあり、和気あいあいとした楽しい場が作られています。
国交省の方が「いろいろな会合がありますが、こういう雰囲気の会はないですね。普通は粛々と進みますからね」と笑って話 しておられました。
その先生たちの11年の取り組みが今回、地方自治法施行70周年記念総務大臣賞受賞に!
式には天皇皇后両陛下もご臨席されたそうです。
こんなに嬉しい事はないです。
これからも、ご支 援をさせて頂きたいと思います。
今月もお読みいただき、ありがとうございます。
今年は家の畑で蜂蜜が採れるようになりました。
ミツバチはアーモンドの花に沢山集まったようです。
来年は菜の花にと、苗を買ってきて植えようとすると、畑の一角に誰かが? 何かを? 植えた跡が...。
お隣さんが気を利かせて、レンゲを植えてくれていました。
「ミツバチはレンゲも好きやで!」とニコニコ顔で言っておられます。
子供のころ、よく遊んだレンゲの畑。
以前は沢山ありました。
お隣さんたちは、わたしがいない時にいろいろ植えてくれています。
畑の畝が増えているな、と思ったら、「九条ネギ植えたよ」や「イチゴの苗植えてるよ」とか。
蜂の巣箱も増えてきています。
ご近所のおかげで、収穫の春です!
春よ、来い! とても楽しみです。