こんにちは、山崎です。
今回は「ハーネスが必要とされ始めた理由」についてお伝えしていきます。
【ハーネスの普及が進み始めた背景】
さて、胴ベルト式の安全帯は、現場の皆さんの努力のお陰で普及が進んできました。
この「安全帯」の普及率こそが、「ハーネス」化への【鍵】だったのです。
安全帯の普及が進み、それに伴い死亡事故が減り、やっと次に問題に進めたのです。
次の問題…それは、
「本当の安全を目指す」です。
つまり、事故後の現場への復職の割合をあげよう!
と、なってきたのです。
胴ベルトは、墜落時の衝撃を全て腰部分に伝えます。
「腰の骨の上に緩まない様に締め付けて下さい!」となっていますが、過酷な労働の中で、ずれたりします。
そんな時ほど、事故は起きやすいのです。
お腹には骨がありませんから、衝撃が加わると、内臓や脊椎の損傷が起こってしまいます。
胴ベルト方式と比べると、ハーネス方式は身体全体に衝撃を分散して包み込む構造になっています。墜落時にも、腿や肩などに分かれて衝撃を伝えるので身体へのダメージが、かなり軽減されます。
救助までに必要な時間は、早い現場でも15分は必要と言われています。
今までの「胴ベルト式」では、宙吊り状態を耐えるのは、数分が精いっぱいです。
ハーネスは今、あらゆる方面から真剣に現場普及が目指されています。
少しでも早く検討を始めてみられてはいかがでしょうか!
山崎でした。
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